初めての作曲とヒント

音楽好きであれば、いつか自分で曲を作ってみたいと思う人もいるでしょう。

実際、ふとした瞬間に口ずさんだメロディが自作のものだったり、楽器の練習中に新しい旋律に出会うことがありますよね。誰もが作曲する可能性を秘めていると言えるかもしれません。

ここでは、そんなプチ音楽家のみなさんのために、作曲の基本とヒントを分かりやすく説明します。

作曲を始める上で今すぐ身に着けたい習慣として、メロディを思いついたらその場で録音する!というものがあります。人の記憶は曖昧なので、その時に思いついた素晴らしいアイディアも、振り返ってみると思い出せないことはよくあると思います。

録音したメロディを何度も聞いてみて、そこからインスピレーションを得たら次のバージョンを録音します。地味な作業ですが、この繰り返し&日常生活でも音楽のことを考えて過ごすことが、実力を着けるには重要です。

また、メロディは盛りすぎず、ゆっくりで大丈夫です。複雑さよりも聴き心地よさを求めましょう。

次は録音したメロディのキー(ハ長調やイ短調など音の調のこと)を見つける作業です。キーを設定することによって、明るいポップな感じ、または落ち着いた感じなど、曲の雰囲気が決まります。

キーが決まったら、メロディを楽譜に書き出してみます。ここで、スケール(通常7つの中心になる音)と呼ばれる音階が決まります。

ここまでの作業に必要な音楽知識は、実は中学校の音楽の授業で入手できる内容です。調や音階などの専門用語が出てきて混乱してしまう人は、教本や動画を見て大体のイメージがつかみましょう。

ではメロディにコードを付けていきましょう。ドレミファソラシドは英語で書くと”CDEFGABC”になり、コードを付けるときに役立ちます。基本のコードはそれぞれC – F – G – Am、D – G – A – Bm、E – A – B – C#m、F – Bb- C – Dm、G – C – D – Em、A – D – E – F#mです。

例えば、ドとミとソの組み合わせを3和音といいます。このような基本コードを押さえておけば、だいたいの曲(サビ)を作ることができます。このコード進行と音楽理論を理解して実践することが、曲全体を書き上げるときには特に重要になります。

そこまで本格的には・・という人には、作曲アプリをお勧めします。有料無料ともに様々なアプリがあるので、まずは遊び感覚で作曲にトライしてみるのはいかがですか?