ギターには様々な種類と演奏方法があります。アコースティックギターでの弾き語り、エレキギターでバンドを組んでソロパートを演奏したり、またはジャズギターというジャンルもあります。その多様性から、響く音色や演出方法もそれぞれ違い、そこがギターの魅力だったりします。ここでは、初心者の人でも始められる基本的なギターの練習方法をご紹介します。
用途に合わせたギター選び
まずは演奏したい曲に合わせて使用するギターを選択します。コード進行で伴奏したいのであればアコースティックギターを、コード進行とソロの両方を大勢の前で演奏したいのであればエレキギターがお勧めです。どちらか決めきれない人は、ギターレンタルを利用してみるのがいいでしょう。1か月約1万円ほどでレンタル可能です(延長も可)。
ピックとチューナーでセットアップ
次に実際にギターの音を出してみます。ピックと呼ばれる弦を弾く道具を使います。ピックにはしっかりとコードを鳴らすトライアングル型と、ソロ演奏などでメロディを弾く用のティアドロップ型の2種類があります。そしてチューナーを使って音の調整をします。最近では、弦に挟んで使用できる便利なクリップ式チューナーもあります。エレキ用にはエフェクター型チューナーがいいでしょう。チューニングは弾く前に毎回行います。
基本の弦コードを押さえる
ギターには6弦あり、それぞれ6弦がE(ミ)、5弦がA(ラ)、4弦がD(レ)、3弦がG(ソ)、2弦がB(シ)、1弦がE(ミ)と決まっています。その音階を楽譜で表現しているのがダイアグラムで、コード譜として使われています。よく使われるパワーコードは、6弦と5弦、または5弦と4弦で構成されているので、人差し指と中指だけで初心者でも演奏できます。一方、エレキギターで演奏する場合は、数字で1音ごとにどこの弦を押さえればいいか示してあるTAB譜も参考になります。
好きこそものの上手なれ
実際に音が出せるようになったら、曲の練習です。ポイントは自分の好きな曲を練習することです!上達には練習は欠かせませんが、モチベーションも大事です。少し難しいコードがあったとしても、好きな曲であればマスターしたいと思うはずです。曲を練習する過程で、コード進行の規則も自然に体で覚えていきます。これは次の曲に取り掛かるときに役立つでしょう。初心者は指が痛くなってきたらその日の練習を終了するようにしましょう。かっこいい演奏も日々の修練からです!